HOME PROFILE ORDER MADE SUPPORT
オリベッティ社ミラノ支局CI部の仕事
私が2年間勤めたオリベッティ社のCI部、
コーポレートアイデンティテーは営利目的ではない部署で文化活動など企業イメージをアップするための仕事が主でした。
ミラノでの最初の仕事でしたので楽しく
思い出も多い会社です
ヨーロッパ各地の展示会場の設計
展示器具のデザイン開発
オリベッティ シンテジス オフィス家具
「 DESIGN  PROCESS  OLIVETTI 」 展 アメリカ会場向け展示システム
 
DESIGN PROCESS OLIVETTI
アメリカの10大学を回る展覧会として企画しました。社会人になる前の学生にオリベッティのイメージをアピールするためのものです。
その後好評だったのでヨーロッパを回り日本でも東京芸大や京都工繊大でも展覧会を催しました
 
*Olivetti 社 C.I 部 ( Corporate Identity )
 
オリベッテイ本社は、イブレアというトリノ北部の小さな町にあり、ほとんどの住人がなんらかの関係をオリベッテイ社に持っている。会社側では、保育園、学校、病院、住居、ホテル、など労働者に関する施設を建て、オリベッテイ一色の街のような感じがするが、またそれらの建物が有名建築家により一つの街としての統一性も考えられ,近郊のアルプス山脈とのすばらしい環境にマッチした街として存在している。古い建物、橋、広場、などを保存しながらあくまで歴史的地区を守りながら新旧合体都市である。
オリベッテイのC.I は、日本でも本が出版されており、社内にはかなりのボリュームでThe Red Bookとして並べられていた。日本人で初めてのデザイナーだということであったが、多国籍企業だけあってスタッフの半数が外国人で構成されていた。このC.I部があるミラノには、文化、広報、広告、デザイン局があり、その中にC.I部があり、デザインに関する本部となっている。
C.I部には、建築インテリア課、見本市展示課、グラフィック課、の3つのセクションから構成され、ショールームの設計や展示会た見本市の会場設計、デイスプレイ器具の開発、そして
グラフィックデザインなどを主な業務としている。こららのすべての基本デザインがC.Iライン上にデザイン展開されるわけだが、デザイナーは束縛感を抱くことなく比較的自由にデザインできる。 C.I部は社員、嘱託にかかわらず,かなり自由な態度で仕事をし、またプライベートな事務所を持ち、個人の仕事もしているようだ。これは会社側がスタッフの広い自由な活動を認めているからだ。
私の主な仕事は、ショールーム、見本市会場、展覧会、のためのインテリアデザインの分野であるが、基本スペース構成のための展示システムは3タイプあり、会場の広さによって使い分けられている。 そして私の与えられた最初の仕事がイギリス、オリベッテイ社からの依頼によるデーラー周りのための持ち運び簡単なデイスプレイ器具で、それが第4番目の展示システムとして広く使われるようになった。
C.Iマニュアルはわれわれスタッフの自由な創造活動を妨げることなく、むしろC.Iの枠が広がりわれわれのデザインを受け入れてくれるような感じさえした。C.Iマニュアルの枠のあまりとらわれず、自由にデザインし、最終的にオリベッテイのイメージにうまくまとめ上げるというやり方のほうが、時代の流れにあったC.Iではないかと思った。これは先日ミラノを訪れ、オリベッテイの社内で、また新しい試作品を見たときにも同じように感じたものです。
C.Iの理念、感性などは、これを守り続けるものであるとともに、個々のデザインは流動的に時代と共に変わっていくものだ。私は、先進的な企業イメージとは、こうあるべきだと思っている。  
 
 
オリベッティ社の社員食堂
オリベッティ社といえばイタリアを代表する大企業。
私はミラノ支局のCI部で2年間仕事をした。
ここが最初に私を採用してくれたのであまり希望もしていなかったけれど
贅沢のいえない状態だったので何事も経験のつもりで働くことにした。
特に貴重な外国での経験なので選んでいる余裕はなかった。
仕事や生活のことを書いていったらキリがないので
エピソードなど、、、、
オリベッティ社ミラノには社員食堂がある。
社員食堂といってもカジュアルなモダン家具が並んでいる
ちょっと大きなレストランと言う感じです
大体11:00〜2:30ぐらいまで順番に食べに行く
会社の建物も一つではなくいろんな別の建物に間借いしている部署もある
だからいろんな場所からやってくる
私もいつも5〜6人で食べに行く
必ず男性と女性がペアーで歩く
雨の日だけではなくいつもそうです
やはりエスコートする習慣ですかね〜
 
ある日
社員食堂の前に
大きな紙が張ってあってみんなサインしている
いったいなんだろうと思ったら
料理が美味しくないのでコック長を変えよう
賛同される方はサインをと書いてあった
一ヶ月もたたないうちに料理は格段に美味しくなった
それまでも私にしたら
前菜パスタ、メインデッシュ、サラダ、果物、ワイン、パン
十分でしたのに、、、、、
 
小さな会社などは昼食券を発行していて
近くの契約しているたくさんのレストランで食べられるようだ
 
それともう一つ
女性の産前産後の休暇ですが
1年間で、ほぼ給料が全額、国と会社が6:4ぐらいで負担して
復帰したときの職場ポストを確保していた
これはイタリアに限らずドイツもそうです
多分他の先進国も似たようなシステムがあるんではないでしょうか
1 3 4 5 6 7
B A C K
N E X T
HOME PROFILE ORDER MADE SUPPORT
inserted by FC2 system